レッスンの中で,ZEPクイズを使うことがあります。
クイズ形式にすると,生徒さんが取り組みやすくなります。
正解・不正解もすぐに分かり,楽しみながら確認できます。
ただ,私がZEPクイズで問題を作る時は,
基本的にAIに丸投げせず,自分で問題を作っています。
理由は,物事には理解してほしい順番があるからです。
数学の問題は,
ただランダムに並べればよいわけではありません。
まず確認してほしい考え方があり,
次に使ってほしい知識があり,
そのあとで少し形を変えた問題に進む。
この流れが大切です。
たとえば,一次方程式の場合,
いきなり文章題に入るのではなく,
まずは移項,次にかっこの処理,
さらに分数を含む式へ進み,
そのあとで文章題に進んだ方がよい場合が多いです。
前提となる考え方が抜けたまま応用問題に進むと,
生徒さんは苦しくなります。
逆に,簡単な問題ばかりでは
「分かったつもり」で終わることもあります。
だから私は,
「まず,ここに気づいてほしい」
「次に,この考え方を使ってほしい」
「最後に,少し形が変わっても解けるか見たい」
という流れを考えながら,問題を並べています。
もちろん,AIで問題を作ることが悪いわけではありません。
一問一答や単語練習のように,
ランダムに確認しても効果がある内容なら,
AIを使うのはとても便利です。
ただ,数学の理解を積み上げる場面では,
問題の順番そのものが指導になります。
ZEPクイズは,ただ盛り上げるための道具ではありません。
どこで迷うのか。
どの選択肢に引っかかるのか。
どこまでは分かっていて,どこからあいまいなのか。
そこを見るための道具でもあります。
便利なツールほど,何のために使うのかが大切です。
AIを使わないのは,古いからではありません。
その子にとって,今どの順番で考えることが必要なのかを
大切にしたいからです。
楽しく取り組める。
分かったつもりが見える。
次に直す場所が分かる。
ZEPクイズは,使い方しだいで,
理解を深めるよい道具になります。
私はこれからも,
便利なツールを上手に使いながら,
理解の流れを作る部分は,
講師として丁寧に考えていきます。


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