中学生の子どもが,勉強と自由時間をバランスよく過ごすためには,
「時間の区切り」を見える形にすることが大切です。
多くの子どもは,
「何を,いつまでやればいいのか」
がはっきりしないまま,
ダラダラとスマホを触り続けてしまいます。
でも,それは必ずしも,やる気がないからではありません。
時間の区切りが見えていないことが,
原因になっている場合があります。
そこでおすすめなのが,
「45分勉強して,15分休む」
というリズムです。
いわば,
「45:15の法則」でつくる学習リズムです。
■ 45分勉強,15分自由にする
中学生にとって45分という時間は,
学校の授業時間にも近く,
集中の区切りとして使いやすい長さです。
ポイントは,タイマーを使って,
残り時間が見えるようにすることです。
「あと何分で終わるのか」が分かると,
子どもは思っている以上に動きやすくなります。
終わりが見えない勉強は,しんどいものです。
でも,
「まずは45分だけ」
とゴールが分かっていると,机に向かうハードルはかなり下がります。
■ 最初は集中できなくてもいい
ここで親御さんが不安になるのは,おそらくこの点です。
「45分と言っても,ただ座っているだけでは?」
「ボーッとしているだけでは?」
そうやって心配になるのは,
親御さんがそれだけ真剣に,
お子さんの将来を思っていらっしゃる証拠です。
その思いは,お子さんを支える大切な力になります。
ただ,その思いが「監視」として伝わってしまうと,
子どもは萎縮して動きにくくなることがあります。
大切なのは,最初から完璧な集中を求めないことです。
まずは,
45分は机に向かう。
15分は休む。
このリズムに慣れることを優先します。
数週間続けるうちに,45分経っても,
「キリがいいところまでやる」
と言い出すこともあります。
実際,私が指導した生徒さんも,
このリズムを繰り返すことで集中力が伸び,
今春,私立高校の特進コース合格という
よいスタートを切ることができました。
■ 15分休憩では,スマホに注意
15分の自由時間では,
できればスマホ以外のリフレッシュをおすすめします。
たとえば,
おやつを食べる。
ストレッチをする。
家族と少し話す。
外の空気を吸う。
こうした軽い休憩です。
スマホは,一度触ると15分で切り上げるのが難しくなります。
SNSやゲームは,
「3セット終わった後の長い自由時間」
にご褒美として置く方が,うまくいきやすいです。
■ 親ができるサポートは,週1回の「ミニ会議」
親が毎日細かく管理する必要はありません。
おすすめは,
日曜日の夜などに10分だけ行う「ミニ会議」です。
来週の予定を確認し,
空いている時間を子どもと一緒に見ます。
「この日は部活が遅いから,勉強は30分だけでいいよ」
「その代わり,どの曜日に1セット増やせそう?」
このように,調整を子ども自身に選ばせます。
自分で決めた予定だからこそ,
守ろうとする気持ちが生まれやすくなります。
また,「やらされている感」も少し減っていきます。
■ 勉強と自由時間は,共存できる
勉強と自由時間は,
どちらか一方を犠牲にするものではありません。
45分集中する。
15分休む。
週に一度,予定を見直す。
スマホは長い自由時間に回す。
この形を作るだけでも,
中学生の学習リズムはかなり整いやすくなります。
まずは1日1セットから始めてみませんか。
テニス風に言うと,
Forty-Fifteen。
少しだけ,かっこよく聞こえるかもしれませんね(笑)。
■ お子さんに合う学習リズムを一緒に考える
中学生の学習は,
科目の得意不得意だけでなく,
部活動や生活リズムによって正解が異なります。
「スマホと勉強の切り替えがうまくいかない」
「勉強時間はあるはずなのに,なぜか続かない」
そう感じる方は,一度,
今の生活リズムと学習内容を私と一緒に整理してみませんか。
お子さんが無理なく続けられる学習リズムを,
一緒に考えていきましょう。


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